【動画】歩いて街の記憶刻み込む 閖上ウォークラリー 仙台・名取=力丸祥子撮影 |
東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた宮城県名取市閖上地区で14日、住民らが歩いて街の記憶を胸に刻み込む「閖上ウォークラリー」があった。被災した児童や保護者ら約80人が参加し、かつてあった街のことを思い出していた。
「ここの店のカツ丼もう一度食べたいな」。「この道を通って幼稚園行ったよね」。それぞれの思い出を口にしながら、参加者たちは地図や記憶を頼りに約3時間かけて、閖上を歩いた。
被災した住宅の取り壊しが進んだ地区は、更地になっていた。生い茂った雑草は子どもたちの背丈より高い場所もある。それでも、家族や友達との話はいつまでも尽きない。家族4人で参加した閖上小学校3年の南部陽向さん(8)は「建物は津波でなくなっちゃったけど、何度も通った道だから、ちゃんと覚えているよ」と元気よく話した。