【上田雅文】首都圏1都6県で各地に昔からある「在来大豆」を7種類そろえた「彩り7(セブン)」が今秋、売り出される。在来大豆は、収量が多く病気に強くなるように品種改良された大豆に押されて生産が減っているが、味や香りの違いを知ってもらい、消費拡大をめざすという。
茶色でイモの味わいがある埼玉県産の「妻沼在来」、若草色で小粒の千葉県産「小糸在来」、クリのような風味でやや大粒の群馬県産「大白(おおじろ)大豆」――。大きさや色が違う7種類の大豆を、調理しやすいように発芽させて袋づめにする。
発売するのは埼玉県深谷市のモヤシ製造販売「飯塚商店」。埼玉県は2005年から、農家や加工業者らと種として保管していた在来大豆の普及を目指して、作付けを増やしている。豆腐や菓子の材料、学校給食などに使われ、消費者から「味が濃厚で、地元産だと外国産より安全」と人気は上々で、この秋の収穫を待って首都圏の在来大豆をまとめて売り出すことを思いついた。