【江川慎太郎】アカウミガメの赤ちゃん70匹が19日夜、福島県いわき市の新舞子海岸で海に放たれた。東日本大震災の津波に襲われた海岸で、保護された卵からかえったカメたちだ。
8月、新舞子海岸で産卵の跡があるのに地元の人が気づいた。連絡を受けた同市の海洋科学館「アクアマリンふくしま」の職員が、アカウミガメの卵127個を確認。津波の影響もあって砂浜の浸食が激しいため、「満潮時に水没するおそれがある」と、同館が卵を取り出し保護していた。
19日に次々孵化(ふか)。同館職員らの手で放たれたカメたちは足を懸命に動かし、大海原を泳いでいった。