【緒方雄大】飼い主を待ち続けた「忠犬ハチ公」と、飼い主だった旧東京帝国大(現・東京大)の上野英三郎博士(1871〜1925)の銅像が、博士のふるさとである津市の近鉄久居駅東口に建ち、20日に除幕式があった。
ハチ公の銅像は、東京・渋谷駅前や出生地の秋田県大館市など数カ所にある。博士の銅像も東大農学資料館にあるが、一緒に並んだ銅像はなく、地元の関係者は「新たな待ち合わせスポットとして人気を呼び、この街を元気にしてくれれば」と期待している。
地元では3年前、「上野英三郎博士とハチの銅像を建てる会」が結成され、三重県内の企業などから寄付を募った。村田和俊会長(68)は「ハチ公を縁に、大都会の渋谷やはるかに離れた大館市と津市との絆が芽生えれば、久居の活性化にもつながる」と話す。