復元工事が終わった高松塚古墳=23日、奈良県明日香村、本社ヘリから、寺脇毅撮影
復元工事が終了し、築造当初の外観が戻った高松塚古墳=奈良県明日香村
「飛鳥美人」などの国宝壁画で知られる奈良県明日香村の特別史跡、高松塚古墳(7世紀末〜8世紀初め)の復元工事が終わり、24日午後3時から一般に公開される。07年に石室が解体され、壁画は近くの施設で修理が続いているため、今回は外観だけの整備だが、ようやく築造当初の姿がよみがえった。
完成した古墳は、奈良文化財研究所の復元案をもとに再現された2段の円墳(直径23メートル、高さ約7メートル)で、全体に芝が張られたほか、周溝も復元された。墳丘は急な斜面になっており、観光客が登ると危険なため、高さ約80センチのさくと植栽で囲った。総工費は約4500万円。
文化庁は、解体した石室や壁画を、修理が終わる10年後に古墳へ戻す方針。同庁古墳壁画室は「今回は、修理期間中の仮整備という位置づけ」としている。
同古墳では、今月8日に台風18号の影響で墳丘表面の土砂が一部崩落する被害もあった。24日は、同村で完成式典が開かれ、その後公開される。見学無料。