東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で営業を休止していた福島県楢葉町の日帰り温泉施設「しおかぜ荘」が29日、営業を再開した。8月に警戒区域が解除され、宿泊はできないものの立ち入りが自由になったため、町が配管などの修理を進めてきた。
太平洋を望む高台の天神岬にある施設は、黒褐色の天然温泉が人気で、最多で年間約18万人が訪れていた観光名所。当面、町民と町の除染作業にあたる人たちなどが利用できる。
同県いわき市の借り上げ住宅に避難中の佐藤秀男さん(69)は、片付けのため楢葉町の自宅に立ち寄ったあと、施設を訪れた。「湯冷めしないし、肌がスベスベになる。やっぱりいいですね」と喜んでいた。