鹿児島県の奄美大島は2日未明から激しい雷雨に見舞われた。鹿児島地方気象台によると、南部の瀬戸内町古仁屋で午前9時8分までの1時間に観測史上最多となる143ミリの雨が降った。暖かく湿った空気が流れ込んでいるためで、1日午後10時の降り始めからの総雨量は多いところで500ミリに達する見込み。
土砂崩れや浸水の被害も相次いでいる。
瀬戸内町によると、同町古仁屋のへき地診療所の裏山が崩れて土砂が診療所に流れ込み、入院患者17人が避難した。嘉鉄、伊須、節子地区で浸水被害があり、町は午前9時20分、町内全域の5491世帯に避難勧告を出した。
県大島支庁によると、奄美市住用町城(ぐすく)で土石流が発生し、国道58号を濁流と土砂が覆った。2日午後7時現在、奄美大島と加計呂麻島の国道と県道9カ所で、土砂崩れや冠水のため全面通行止めになっている。