跡地を「日本の新都心」とする構想が明らかになった伊丹空港=本社機から、寺脇毅撮影
橋下知事はこれまで、関空のハブ(拠点)空港化が必要だと主張。現在3空港がある関西は「関空と神戸空港で足りる」とし、伊丹空港廃止を訴えてきた。今回の構想は、廃港で町のにぎわいが消えるとの地元の懸念に答えるものだが、住民は複雑な思いだ。
伊丹空港の最寄り駅である大阪府豊中市の阪急蛍池駅前で鮮魚店「魚浅」を営む宮原正明さん(62)は「今も空港帰りの人が買い物に寄ってくれており、廃港になれば大きな打撃だ。新都心は栄えるかも知れないが、蛍池のような周辺の地域は逆に人が流出する心配もある」。豊中市商店会連合会の阪上昇一会長(60)は「市の商業にとって未来にビジョンが持てるような構想なのか、早く聞いてみたい」と話した。(吉浜織恵、柳谷政人)