東日本大震災で被災した福島県いわき市の磐城農業高校で2日、生徒が実習で育てたシクラメンの販売が始まった。同校の恒例行事だが、昨年は震災による断水などで花を咲かせられなかった。2年ぶりの販売に地元の人たちが続々と訪れた。
5棟あった温室は2棟が震災で壊れたままだが、園芸科の3年生が育てた1500鉢のシクラメンに赤や白の花が咲いた。
3年生の鈴木郁美さん(18)は「地域の人たちが買いに来て下さるのがうれしい。建物は壊れても、地域の温かい心は変わってない」。購入に訪れた女性(67)は「孫みたいな子たちだから応援したくて毎年買ってます」。