世界文化遺産に登録されている岐阜県白川村荻町の合掌造り集落で4日、住民らによる一斉放水があった。59基ある放水銃の点検をかねた年1回の行事で、午前8時のサイレンの音を合図に水のアーチが集落を覆った。
集落には、主屋や倉庫、小屋など、114棟の合掌造りがあるが、木造かやぶきで火に弱い。放水銃には、万一の火災の時に、飛んでくる火の粉を防いで燃え移るのを食い止める役割がある。
集落を見下ろす展望台には、観光客やアマチュアカメラマンらが大勢訪れた。大阪府豊中市から高校時代の同級生4人で来た会社員富田賢次さん(34)は「一斉放水を知らずに来たがとてもきれい。ラッキーです」と見入っていた。(豊平森)