【籏智広太、洲之内智】プロレスを通じていじめをなくしたい――。いじめられた経験を持つ中学2年生の東直希(ひがしなおき)君(14)=京都市右京区=が4日、上京区の立本寺(りゅうほんじ)であったプロレスの試合で“デビュー戦”に臨んだ。東君の体験を知った京都プロレスリング(上京区)がスカウトして実現した。
同日午後1時40分ごろ、ゴングが鳴った。対戦相手は同プロレス所属選手が扮した「いじめ大王」。序盤は防戦一方だったが、約100人の観客から「ナオキ」コールが起き、奮起した。チョップを繰り出すなど徐々にペースをつかむと、アキレス腱(けん)固めで声援に応えた。最後は、体格に勝る相手に6分7秒、「スリーパーホールド」で惜しくも敗れた。
企画したのは、京都プロレスリング代表で音楽プロデューサーの中村健次さん(43)だ。同プロレスは地域密着型をうたって昨年9月に開幕した。