文部科学省は5日、教育委員会や私立校などの採択結果を受け、来年度から使われる中学、高校の教科書の使用予定冊数を発表した。中学の歴史では、「新しい歴史教科書をつくる会」が内部分裂し、今回、中心の筆者らが従来の扶桑社版とほぼ同じ内容で自由社から出した教科書が1万4019冊で、全国シェアは1.1%。扶桑社版の中学歴史教科書は7250冊でシェアは0.6%だった。
教科書検定と採択はほぼ4年に1度実施される。扶桑社版の過去の実績は01年が625冊(シェア0.0465%)、05年が4912冊(同0.4%)。今回は、自由社版、扶桑社版とも前回の扶桑社版のシェアを上回った。特に自由社版は、今回横浜市教委が市内8区で使う歴史教科書として採択したことでシェアが1%を超した。
一方、中学の公民教科書については自由社版は出ておらず、扶桑社版は4201冊でシェア0.4%。01年の0.1%、05年の0.2%を上回った。
調査では、都道府県教委がまとめた国公私立校の生徒用と教師用の使用見込み冊数を文科省が集計した。