【机美鈴】下着をくるくる丸めると、まるで一輪のバラの花――。下着メーカー・ワコール(京都市)の子会社ウンナナクールの新商品「バラのブラ」。考案したのは、男子学生だ。
昨年6月、京都市の京都精華大デザイン学部4年の岩田一真さん(22)は悩んでいた。大学とワコールの産学連携プロジェクトで、次世代の下着をデザインする課題だった。
女性用下着をまともに手に取るのは初めて。「ブラジャーってかさばるなあ。どうやってしまうのかな」。女友だちに尋ね、実家の母のタンスをのぞいてみた。引き出しがバラの花園のようだったらいいだろうな。想像がふくらんだ。「僕、少女マンガ好きで。背景にバラが舞うとか、あり得ないことが起きる面白さを現実にしたかった」