3人の遺体が見つかった農家付近を調べる熊本県警の捜査員ら=9日午前9時38分、熊本県植木町、朝日新聞社ヘリから、山本壮一郎撮影

熊本県植木町小野の農業広地宏一さん(67)方を訪れた知人男性から8日午後4時40分ごろ、「男性が首をつっている」と119番通報があり、消防と警察が駆けつけたところ、広地さんと妻の富子さん(63)、植木町在住の中国人で農業研修生の王宝泉(ワン・パオチュワン)さん(22)の計3人の遺体が見つかり、富子さんのめいで同県阿蘇市狩尾、農業手伝い坂梨龍子さん(55)が意識不明の重体で病院に運ばれた。広地さん夫妻の遺体と坂梨さんの体には外傷や出血があり、王さんは首をつっていたらしい。熊本県警は夫婦については殺人事件とみて捜査を始めた。
熊本県警によると、敷地内の庭で広地さんと坂梨さん、作業小屋で富子さん、納屋で王さんがそれぞれ倒れており、王さんのそばには縄があったという。山鹿署や近所の人の話によると、王さんは6月に来日し、7月から広地さん方の近くに住み、農業を手伝っていたらしい。
県警は、広地さんら3人の殺傷に王さんが関係しているのかどうか調べている。
現場は田畑や山に囲まれた一軒家で、九州自動車道に近い。