南極地域観測統合推進本部の総会が9日開かれ、昨年退役した3代目の南極観測船「しらせ」(1万1600トン)の活用方法を決めた。気象情報会社「ウェザーニューズ」(東京都港区)が、「SHIRASE」の名で、地球規模の気象観測などの象徴として展示施設として活用する。まず千葉県船橋市に係留し、将来は千葉市の千葉港に移す考え。来年10月からの使用を目指す。
「しらせ」は、一度は解体を決めたが、鉄スクラップ価格の暴落で解体業者が見つからず、保存活用の計画を再公募していた。
また総会で、来年11月に出発する第52次南極観測隊の隊長(兼夏隊長)に国立極地研究所の山内恭(やまのうち・たかし)副所長(60)=大気物理学=、副隊長(兼越冬隊長)に気象庁の宮本仁美・観測部観測課長補佐(50)=気象学=が決まった。(中山由美)