集まった人たちに、力士からちゃんこ鍋が振る舞われた=10日午前、福岡県篠栗町、長沢幹城撮影
7月下旬の豪雨災害で大きな被害を受けた福岡県篠栗町の人々を励まそうと、大相撲の尾上部屋と錣山(しころやま)部屋の力士たち約30人が10日、手作りのちゃんこ料理をふるまった。巨漢力士たちが大鍋で豪快に作ったちゃんこの味に、町民たちは顔をほころばせた。
福岡市で15日に初日を迎える九州場所の期間中、両部屋が町内に宿舎を構える縁で開かれ、地元公民館に被災者ら100人以上が集まった。振る舞われたのは鶏肉と豚肉、野菜がたくさん入った塩味のちゃんこ鍋で約120人分。近くの農業藤一道さん(67)は「ちょっと塩辛いけど、おいしいけん食べ過ぎてしまう」と大喜び。錣山親方(元関脇・寺尾)は「みなさんにいつも元気をもらっている。今度はちゃんこで元気になってほしい」と話した。
篠栗町は7月下旬の豪雨で土砂崩れが発生し、住宅が巻き込まれるなどして2人の死者が出た。復旧作業が今も続けられている。