【動画】103年前のグライダーの復元飛行=宮崎健二撮影 |
日本で初めて飛んだ103年前のグライダーの復元機の飛行実験が10日、大分県竹田市の久住(くじゅう)滑空場であり、5秒間、最高で約3メートルまで上がり、成功した。
試みたのは、飛行機好きで作る「九州航空宇宙協会」(福岡市西区、中里公哉会長)。操縦した福岡県新宮町の渡辺龍之さん(60)は「ゆっくりふわりと上がったので余裕をもって操縦できた。気持ちよかった」と話した。
翼幅7.2メートル、全長7.5メートル。骨格は竹とピアノ線で作り、翼には布を張った。地上に固定した機体につけたゴムを会員ら12人が前方にV字形に引っ張り、副会長の前田建さん(72)の合図で固定を解除。渡辺さんを含め総重量140キロ余の機体は、ゴムパチンコのようにして飛んだ。
復元機の元になったグライダーは、1909(明治42)年に駐日フランス大使館付武官ル・プリウールが日本人2人の協力を得て作り、東京の上野不忍池の上空を自分で操縦して飛んだ。