|
【中山由美】南極観測船「しらせ」(基準排水量1万2650トン、松田弘毅〈ひろき〉艦長、乗員約170人)が11日午前11時10分ごろ、東京・晴海埠頭(ふとう)を出港した。乗員の家族ら、岸壁いっぱいの見送りの人たちが紙テープを投げ、「いってらっしゃい」と手を振った。
乗員の日野皓聖(てるきよ)さん(29)は初めての参加。「パパはペンギンに会いにいく」という長女・彩羽(いろは)ちゃん(5)と次女明依(めい)ちゃん(2)を抱きあげて別れを惜しんだ。「今年も砕氷は大変そうですが、がんばります」と話していた。
54次観測隊員は25日に成田空港から出発。豪州で隊員ら73人がしらせに合流し、12月下旬〜来年1月初めの昭和基地到着を目指す。周辺の海氷は厚く、しらせが基地近くまで進めるか、厳しさが予想されている。また、本来2機搭載される予定だった大型ヘリコプターは、昨冬に続き故障のため1機しか搭載できていない。帰国は来年4月10日の予定。