【高見沢恵理】北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん(拉致当時13)の父滋さん(80)と母早紀江さん(76)が16日、新潟市内で朝日新聞のインタビューに応じた。15日からモンゴルで開かれている日本と北朝鮮の外務省局長級協議について「対話だけでなく、具体的な成果を出してほしい」と語った。
1977年11月15日にめぐみさんが新潟市内で拉致されてから、15日で35年が経った。横田夫妻は、この日に毎年開かれている、めぐみさんら拉致被害者の救出を訴える集会に出席するため、新潟市を訪れた。
インタビューで滋さんは、4年ぶりの開催となった日朝局長級協議について「交渉しなければ何も始まらない。すぐに結論はでなくても対話を進めることで成果を期待している」と述べた。早紀江さんは「対話を重ねるだけでなく日本政府は真剣に主張していってほしい」と訴えた。
中学校からの下校途中にめぐみさんが消息を絶った後、夫妻の苦しい日々が続いた。滋さんは「失踪宣言を出さないといけないかと思った時もあったけれど、(夫妻が)2人とも元気なうちは、捜し続けようと決めた」と話した。