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2012年11月17日15時11分

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六価クロム、基準200倍漏出 東京の公園、都は非公表

写真:都立大島小松川公園「わんさか広場」へ続く階段脇の石垣から六価クロムが流れ出ていた現場。無害化処理のため、茶色の染みが歩道にできていた=2日、東京都江東区大島9丁目、福留庸友撮影拡大都立大島小松川公園「わんさか広場」へ続く階段脇の石垣から六価クロムが流れ出ていた現場。無害化処理のため、茶色の染みが歩道にできていた=2日、東京都江東区大島9丁目、福留庸友撮影

図:六価クロム汚染水の漏出現場拡大六価クロム汚染水の漏出現場

 【森治文】東京都立大島小松川公園(江東、江戸川両区)周辺で昨年以降、環境基準の200倍を超す有害物質「六価クロム」を含む地下水が漏れ出ていたことが分かった。都は無害化処理などの対策をする一方、「漏出した量はごくわずかで、健康に影響はない」として公表していない。住民らは「原因も調べず、重大な問題隠しだ」と反発している。

 六価クロムはめっきや皮をなめす過程で使われる。皮膚炎を起こし、発がん性も指摘される。周辺一帯は化学メーカーが1970年代まで六価クロムを含む大量の鉱滓(こうさい=精錬後の鉱物くず)を埋めた跡地。鉱滓は無害化処理され、鉄板などで仕切った地中に埋め戻された。都はさらに土で覆って公園にした。

 都によると、江戸川区小松川1丁目の路上で昨年2月、都の職員が六価クロム特有の黄色い水が都道の裂け目から染み出しているのを発見。還元剤をまいて無害化処理し、同4〜5月に深さ50センチ分の汚染土約120トンを取り除いて再舗装したが、その際、土壌中の水分1リットルあたり11.1ミリグラムの六価クロムを検出した。環境基準同0.05ミリグラムの222倍にあたる。

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