スマートフォンの電話帳の内容を盗むウイルスを組み込んだアンドロイド用アプリを保管したとして大阪市のIT関連会社役員鈴木隆介容疑者(30)ら2人が京都府警に逮捕された事件で、延べ計1万7560台のスマホにこのアプリがインストールされていたことが、府警への取材でわかった。抜き取られたメールアドレスなどの個人情報は延べ400万件にのぼるとみられるという。
捜査関係者によると、ウイルスが組み込まれたアンドロイド用アプリは5種類で、「電波改善」「電池長持ち」などの名前がつけられていた。鈴木容疑者らは不特定多数にアプリの入手を勧めるメールを送り、インストールするよう誘っていたという。
府警は20日、このアプリを作成・提供したとして、東京都内のIT関連会社役員早川裕士容疑者(35)を不正指令電磁的記録作成の疑いで、別のIT関連会社社員村石健容疑者(23)を同提供の疑いで新たに逮捕し、発表した。サイバー犯罪対策課によると、早川容疑者がウイルスを組み込んだアプリを作成し、村石容疑者が鈴木容疑者の契約する都内のレンタルサーバーに提供したという。
また、鈴木容疑者ら2人を同供用容疑で再逮捕。京都府内の3人にウイルスを感染させた疑い。