兵庫県尼崎市の連続変死事件で、角田(すみだ)美代子容疑者(64)が昨年11月に逮捕される当日未明、橋本次郎さん(当時53)のドラム缶詰めの遺体を「民家に隠せ」と親族に指示していた疑いのあることがわかった。複数の親族が供述しているという。県警は美代子容疑者が指示役だったことを裏付けるものとみている。
捜査関係者らによると、昨年11月4日未明、美代子容疑者と同居の親族ら計7人が尼崎市内の喫茶店に集まり、自宅近くの貸倉庫に隠していた橋本さんの遺体について話し合った。貸倉庫には大江和子さん(当時66)の遺体も隠されており、大江さんの長女が前日に警察に駆け込んでいた。
喫茶店では、美代子容疑者の逮捕が迫っているとして、「民家はばれていない。遺体は民家に移したほうがいい」と美代子容疑者が指示。内縁の夫の東頼太郎(あずまよりたろう)容疑者(62)ら数人が、すぐに貸倉庫から近くの民家に遺体を移したという。