23日午後8時半ごろ、大阪市中央区道頓堀2丁目の道頓堀川沿いの遊歩道で、通行人の女性から「けんかをしている」と府警南署に通報があった。高校3年の男子生徒2人が20代くらいの男に刃物で切りつけられ、堺市中区の生徒(17)が左脇腹や胸など数カ所に重傷を負った。滋賀県湖南市の生徒(18)は両手を切られ、軽傷。路上でトラブルになったといい、男は刃物を持ったまま逃走した。南署は殺人未遂容疑で捜査している。
南署によると、2人は、現場から約250メートル東の戎橋付近の路上で、男とすれ違いざまに肩がぶつかって言い争いになった。その後、川沿いの遊歩道でもみ合いになり、男が刃物を取り出して2人を切りつけ、東に逃げたという。17歳の生徒は顔に殴られたような跡もあった。男は20代くらいで身長約170センチ。黒い服を着て黒いキャップをかぶっていたという。
男子生徒らが救急隊に運ばれるのを見た駐車場経営の男性(55)は「上半身が血まみれで、けいれんを起こしているようだった」と話した。現場近くの飲食店の男性(42)は「3連休の初日で、朝から人通りが多く、にぎわっていた。ミナミでは、けんかはあっても刃物で切りつけるまでエスカレートするのは珍しい」と話した。
現場は大阪・ミナミの繁華街の中心部で、道頓堀川左岸の舗装された遊歩道。商店街の裏手にあたり、夜は比較的人通りが少ないという。