再発卵巣がん向けの抗がん剤ドキシルが来年1月以降、使えなくなる恐れが出てきた。米国の工場が操業停止に追い込まれたためで、販売元のヤンセンファーマは25日付で、別の抗がん剤への変更などを医師らに求める通知を出した。約1万人の患者が使っており、影響は大きい。
新たに卵巣がんが見つかる人は年間約8千人。早期では見つかりにくく、半数の患者が、がん発見時には再発・転移している。
今年に入り、製造元の米国の工場の不備で供給不足が続いていたが、新たに機器の定期点検に問題があることがわかり、完全に操業を停止した。現時点で再開の見通しは立っていない。