電力会社の契約者情報が探偵業者に漏れていた事件で、愛知県警は29日、大阪府枚方市茄子作1丁目、関西電力の子会社社員の五月女(さおとめ)早苗容疑者(43)を不正競争防止法違反(営業秘密侵害)の疑いで逮捕し、発表した。関電と契約する9府県の1千万人以上の個人情報が漏洩(ろうえい)の危機にさらされていたことになる。
漏洩を頼んでいたとして大阪府茨木市小柳町、探偵業「コスモサポート」代表の矢木浩一容疑者(39)も同法違反の教唆容疑で逮捕された。2人とも容疑を認めているという。
愛知県警によると、五月女容疑者は、関電のコールセンター業務を請け負う子会社「かんでんCSフォーラム」(大阪市)の契約社員として、コールセンターで働いていた。今年6月と8月、関電の契約者情報を照会できる「営業オンライン」と呼ばれるシステムで契約者の名前や住所などを調べ、矢木容疑者に漏らした疑いがある。