三井住友銀行のインターネットバンキング利用者の口座から不正な送金がされた事件で、名古屋地検は30日、送金先の口座を他人に譲り渡す目的で開設したとする詐欺の罪で、愛知県あま市の派遣社員杉村次郎容疑者(53)を起訴した。
起訴状などによると、杉村容疑者は8月15日、名古屋市中村区内の同銀行支店で、ネットバンキングの利用に必要な契約者番号などの情報を他人に教えて口座を利用させるつもりだったのに、自分が利用するかのように装って口座を作り、通帳やキャッシュカードなどをだまし取ったとされる。
捜査関係者によると、杉村容疑者は口座の開設を知人の中国人に頼まれた。この口座には10月29日、関西地方の同銀行の顧客の口座からネットバンキング経由で約200万円が不正に送金されたという。