【工藤隆治】中国の「万里の長城」の遭難死事故で、ツアーを主催したアミューズトラベル社が3年前にも大量遭難死事故を起こしていたことについて、観光庁は30日、二つの事故の間の観光庁の対応に問題があったとする検証結果を公表した。
アミューズ社は2009年、北海道・トムラウシ山で8人が遭難死したツアーを主催した。観光庁は4カ月後に初めて立ち入り検査に入ったが、検証では「速やかに実施するべきだった」と指摘した。アミューズ社を業務停止処分にした後、観光庁が2回の立ち入り検査で「問題なし」と判断したことを、「フォローが不十分だった」とした。
また、長官ら幹部が処分後の立ち入り検査の回数や期間を指示していなかった点を「指導管理が不十分だった」と指摘した。
観光庁は年内に最終報告をまとめる。重大事故を起こした旅行業者への処分基準を厳しくすることも検討する。