神奈川県逗子市で11月、女性が元交際相手の男に刺殺された事件を受け、県警の久我英一本部長は30日、メールによる嫌がらせなどを規制していない県迷惑行為防止条例の改正を検討していると明らかにした。同日開かれた県議会代表質問で答弁した。
この事件では、男から女性に約20日間で1089通ものメールが届き、警察が女性の相談を受けた。だが、ストーカー規制法は電話やファクスを繰り返す嫌がらせを禁じながらメールを禁じる明文規定がなく、同法違反容疑での事件化が見送られた経緯がある。
一部の自治体は既に条例を改正し、メールによる嫌がらせを規制しているが、神奈川県は規制の対象にしていなかった。久我本部長は「社会情勢の変化に適切に対応するため、メールによる嫌がらせなどの実態を調査し、条例改正を検討する」と述べた。