中部電力浜岡原発3号機(静岡県御前崎市)で1日午後4時15分ごろ、補助建屋内の4カ所で放射性廃液53リットルが漏れた。廃液の放射能量は計12億ベクレルで、国への報告基準(370万ベクレル)を上回るが、外部への影響はないという。その後の復旧作業で作業員23人が最大0.05ミリシーベルト被曝(ひばく)した。健康に影響がないレベルという。
中電や経済産業省原子力安全・保安院によると、施設内で使った洗浄水などの放射性廃液をためている濃縮廃液貯蔵タンクを点検するため、廃液を下流の処理タンクへ流したところ、漏洩(ろうえい)を示す警報が点灯。調査したところ、途中の排水升など4カ所から廃液があふれ出ていた。
保安院によると、廃液があふれ出たのは、流量が多すぎた、管がつまっていたなどの原因が考えられるという。中電が詳しい原因を調べている。(香取啓介)