カナダ国内で新型の豚インフルエンザワクチンの一部に想定より高率の副作用が報告された問題で、製造した英製薬大手「グラクソ・スミスクライン」社の日本法人は1日、該当する製造番号群のワクチンについて、「現在のところ、副反応(副作用)との因果関係は見いだされていない」などとする同社調査の現状を公表した。
同社はカナダ工場で一緒につくり、同国内に出荷していた17万2千回分を医療機関に使わないよう要請したが、調査する間の「予防的、自主的な措置」と説明。「規格を逸脱する特徴は観察されていない」とし、同社の全製品に及ぶ問題ではないと強調した。
日本政府は、同じ製品を輸入する予定。国内産には使われていないアジュバント(免疫補助剤)が使われているが、同社は、今回の問題は「アジュバントと関係ない可能性が高い」との見方だ。
厚生労働省はカナダに調査団を派遣中。1日は同社の工場で聞き取り調査をしている。