東日本大震災で津波の被害を受けた岩手県野田村立図書館の蔵書の修復作業が、国立国会図書館(東京都千代田区)で進められている。
海水や泥がついた本をばらして、1枚ずつ真水に浸し、職員がはけで汚れを落としてゆく。乾燥後、再び製本してプレス機で圧縮すると、しわが消えて本がきれいな姿を取り戻す。
津波で建物が大破した野田村立図書館の蔵書約2万冊のうち、地元の歴史や民俗についての資料や、1960年のチリ地震の際の三陸沿岸の報告書など、重要性が高い約130点を選別。先月、岩手県教委を通じて国会図書館に送られてきた。