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2012年11月29日19時00分

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過去の知事選は? 保革激突、柔軟体操vs銭湯入浴も

図:歴代の都知事拡大歴代の都知事

表:過去の東京都知事選挙拡大過去の東京都知事選挙

 「首都の顔」を選ぶ都知事選は、常に大きな話題を呼んできた。保革の激しい戦いあり、作家からの転身あり。過去の都知事選の歴史をみてみる。

 第1回の選挙は、1947(昭和22)年4月に行われた。官選の都長官だった安井誠一郎氏が辞職して立候補、接戦を制して初代都知事になった。

 語りぐさになっているのは、3選を目指した美濃部亮吉氏と、石原慎太郎氏との1975年の戦いだ。8年前に誕生した美濃部革新都政を打倒すべく、自民党は当時、若手政治家として売り出し中の42歳石原氏を対立候補に担ぎ出した。

 激しい選挙戦で、最後の訴えは両陣営とも新宿駅。当時の新聞は「運動員同士の小ぜりあいもあって異様な熱気のなかで始まった」と伝える。小学5年生だった筆者も家族で映画に行った折に選挙戦に遭遇。あまりの人の多さと熱気に映画以上に興奮したのを覚えている。結果は美濃部氏の勝利。敗れた石原氏は24年後にリベンジを果たす。

 91年もメディアに注目された。4選をねらった現職の鈴木俊一氏に、元NHK特別主幹の磯村尚徳氏が挑んだ選挙戦だ。自民党本部が磯村氏、自民党都連が鈴木氏と、自民内の分裂選挙となった。80歳の鈴木氏は高齢批判をかわすために柔軟体操をしてみせたり、磯村氏が庶民性をアピールするため銭湯に入ったりと互いのパフォーマンスが目立った選挙だった。

 2011年まで知事選は過去17回。現職が常に勝ってきたが、今回のように新顔同士の争いは過去5回(第1回を除く)。特に近年は、政党の応援ではなく、世論の後押しを受けた候補者が勝ってきた。東京では無党派層が多く、その時々のムードが大きく影響するのだ。

 95年はタレント出身で行政経験のない作家の青島幸男氏がほとんど選挙運動せずに、自民、社会、公明などが推薦した候補を破った。自民幹部は「常識でははかりしれない」と嘆いた。

 99年の石原氏も同じ。既成政党が推薦した各候補に圧勝した。「東京から日本を立て直す」などといった、威勢のいいキャッチフレーズが都民の心をつかんだといえる。

 さて、今回もだれかに風が吹くのか?(斉藤勝寿)

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