クレージーキャッツのメンバーで俳優の桜井センリ(本名桜井千里〈さくらい・せんり〉)さんが東京都新宿区内の自宅で死去していたことが12日、警視庁への取材でわかった。86歳だった。病死とみられる。
牛込署によると、11日午後8時20分ごろ、近所の住民から「桜井さんの自宅の新聞がたまっている。窓も開け放しになっている」と110番通報があり、署員が住民と一緒に無施錠の玄関から室内に入り、倒れている桜井さんを見つけた。すでに死亡していたという。桜井さんの葬儀は密葬で営まれる。
英国ロンドン生まれ。早稲田大学在学中からジャズピアニストとして活動し、複数のバンドを経て1960年、ハナ肇とクレージーキャッツに参加。石橋エータローさんとともにピアノを担当し、ぼくとつとしたキャラクターで親しまれた。「ニッポン無責任時代」など一連のクレージーキャッツの喜劇映画に出演したほか、単独では「男はつらいよ」シリーズなどにも出演した。2006年公開の映画「待合室」が最後の仕事となった。最後に公の場に姿を見せたのは、10年11月の谷啓さんのお別れの会だった。
クレージー最後のメンバーとなってしまった犬塚弘さんは「突然の訃報(ふほう)に驚いております。音楽仲間として寂しく思っています」との談話を出した。
