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2012年8月1日

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〈@ロンドン〉採点競技の「わかりにくさ」

写真:男子66キロ級準々決勝、1回目の判定で青旗が上げられ、海老沼匡が敗れた=矢木隆晴撮影拡大男子66キロ級準々決勝、1回目の判定で青旗が上げられ、海老沼匡が敗れた=矢木隆晴撮影

写真:柔道男子66キロ級準々決勝で、1度目の判定後、試合の審判(左端)は審判委員(右端)と話し合った=矢木隆晴撮影拡大柔道男子66キロ級準々決勝で、1度目の判定後、試合の審判(左端)は審判委員(右端)と話し合った=矢木隆晴撮影

写真:2度目の判定で白旗が3本上がり、海老沼匡が勝った=矢木隆晴撮影拡大2度目の判定で白旗が3本上がり、海老沼匡が勝った=矢木隆晴撮影

 英国は近代スポーツのルールが確立した国だ。サッカーの途中に思わず手を使って走り出した「ラグビー校のエリス少年」の逸話などは、一度は聞いたことのある人が多いのでは。

 その英国で開かれている五輪で、スポーツのルールにかかわる二つの「事件」を目の当たりにした。

 まずは柔道。男子66キロ級の海老沼匡の試合で、旗判定が覆った。そして体操男子団体。日本チームの抗議の結果、内村航平のあん馬の得点が上がり、日本は4位から2位に浮上した。

 陸上や競泳と違い、いずれも人間の判断が絡む競技だ。人間は完璧でありえない。だから「事件」が発生するのは、ある程度仕方ないと個人的には思う。ただそこに、「わかりやすさ」を勝ち取る努力はあったのか。

 体操を例に取ると、4年前の北京五輪前から10点満点制が廃止された。今回、物議を醸した内村のあん馬の得点は「13.466点から14.166点に上がった」。この数字を見てピンと来る一般のファンは、はっきり言って皆無だろう。

 体操界では「10点満点制に戻すべきだ」との声もかなり聞こえてくる。柔道のジュリー(審判委員)制はどうすればファンにわかりやすくなるのか。

 誤解を恐れずに書けば、「たかがスポーツ」。ファンが楽しめる娯楽という側面は大事だと思う。だからこそ、採点競技のみなさんにはより納得感のあるルールの確立をお願いしたい。

(平井隆介)

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