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2012年8月5日

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流れ見極めた戦い、成長感じた〈池田浩美の目〉

 昨年の女子W杯以降になでしこに興味を持った人は華麗なパスワークを期待すると思うから、少し物足りなかったかもしれない。でも私の目線では、泥臭く戦って試合を制した点に成長を感じた。心打たれる試合だったと評価している。

 W杯王者になったとはいえ、世界は甘くない。最初の15分はブラジルペースだった。マイボールの時間が少なく、球を回されて走らされる。なでしこは前線から労を惜しまずに守備をして失点せず、この時間帯を抑えられたのがよかった。

 少し前の時代を振り返ると、日本は組織だった守備を原点に強くなり始めた。ただ全体の守備はある程度できるようになっても、耐えながら大きなチャンスに決められない状況が続いた時代だった。いまは、そのチャンスで決めきれる選手がいるのが強み。大儀見と大野の前線2人の決定力は素晴らしかった。決めるべきチャンスに決めるべき選手が自分の仕事をする。当たり前のことかもしれないが、簡単なようで難しい。

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プロフィール

池田浩美(いけだ・ひろみ)

池田浩美(いけだ・ひろみ)
 1995年、日本女子リーグ田崎真珠に入団し、新人王を獲得。2004年アテネ五輪では8強入りに貢献。4位になった08年北京五輪では主将を務めた。国際Aマッチ出場数は沢穂希に続く2番目の119試合と、女子サッカー界を支えてきた存在だ。
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