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2012年8月8日

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〈オリンピア急行〉「聖地」で目撃、勝負の非情さ

写真:前半32分、先制ゴールを決める大儀見(17)=樫山晃生撮影拡大前半32分、先制ゴールを決める大儀見(17)=樫山晃生撮影

■稲垣康介(編集委員)

 なでしこジャパンが、フランスと戦った女子サッカー準決勝を6日夕、サッカーの「聖地」、ウエンブリー競技場で取材した。

 印象に残る光景がある。

 日本が2―0とリードしていた後半半ば、フランスの猛攻が続いた。自陣に引き、釘付け状態の日本。フランス陣にやや入ったピッチの芝生に、鳥が2羽いた。ハトなのだろうか。しばらく、使われない広大な右半分のピッチで羽根を休めていた。「青のチームはこっちに攻めてこないみたいだね」と達観しているかのように。

 後半31分、フランスが1点を返す。センターサークルからのキックオフを合図に、鳥は飛び立った。

 日本は猛攻を浴び続けた。PKも取られた。それでも、耐え抜く。

 日本は2ー1で勝ち、銀メダル以上が確定した。8・6は日本の女子サッカー、いや、日本サッカー界にとって歴史的な日になった。

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プロフィール

稲垣康介(いながき・こうすけ)

稲垣康介(いながき・こうすけ)
 東京、大阪のスポーツ部のほか、2001年から4年間のロンドン、アテネ駐在を経て、2011年から編集委員。アテネ、北京に続き、夏季五輪取材は3大会連続。冬季の長野、バンクーバーを含めると5回目。過去はテニス、卓球、フェンシング、陸上などをカバー。サッカーの取材経験も長い。
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