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2012年8月9日

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研究されての敗戦 引きずるな〈宮本恒靖の目〉

 2失点目がもったいなかった。権田のフィードパスを扇原が奪われてシュートを許した場面だ。その直前、1発のロングパスからシュートまで持ち込まれた。相手の勢いある攻撃に気おされた。権田は攻守を素早く切り替えようとしたんだろうが、試合の流れを落ち着かせるために、一拍おいてもよかった。

 前半31分に今大会初の失点を許したショックが尾を引いていたのか。積極的な仕掛けが少なくなるなど、選手がナイーブになってしまった印象を受けた。判断ミスからの失点が、この日の勝負のあやになった。

 メキシコは強かったし、日本を研究していた。永井のスピードを警戒して、動き回れるスペースをDFが埋めていた。中盤でのプレッシャーが厳しく、読みも鋭かった。決定力も高かった。手数をかけずに攻めてくる点で、優勝候補のスペインより現実的だった。

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プロフィール

宮本恒靖(みやもと・つねやす)

宮本恒靖(みやもと・つねやす)
 サッカー日本代表DFとして2000年シドニー五輪8強。W杯は02年日韓、06年ドイツの2大会に出場し、主将を務めた。守りの要として活躍した現役時代の経験をもとに、冷静に男子サッカーを分析する。
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