
■忠鉢信一(編集委員)
4月22日のロンドン・マラソン。優勝したのは、ケニアのウィルソン・キプサングでタイムは2時間4分44秒だった。同じスタートラインに立った英国人女性のクレア・ロマスさん(32)は、16日後にゴールした。
トップレベルの馬術選手だったロマスさんは、落馬事故で脊椎(せきつい)を痛め、胸から下が不自由になった。27歳のときだった。
「最初の2年はひどく落ち込んだ。時間がかかったけれど、できないことより、できることを考えられるようになった。ひどい人生かもしれないけれど、幸せは自分でつかむもの」