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2011年12月22日
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巨大レゴツリーも登場 クリスマス控え華やぐロンドン

文と写真:マクギネス真美

写真:個性的なショップの多いカーナビー・ストリートはライトも個性的。クリスマスのシンボルのひとつヤドリギ(Mistletoe)の形をしている拡大個性的なショップの多いカーナビー・ストリートはライトも個性的。クリスマスのシンボルのひとつヤドリギ(Mistletoe)の形をしている

写真:オックスフォード・ストリートのイルミネーション拡大オックスフォード・ストリートのイルミネーション

写真:大手デパートは競い合うようにクリスマス・デコレーションに工夫をこらしている拡大大手デパートは競い合うようにクリスマス・デコレーションに工夫をこらしている

写真:トラファルガー・スクエアの、ツリーとオリンピック・カウントダウン時計。ツリーの前にはクリスマス・キャロルを聞き入る人々が拡大トラファルガー・スクエアの、ツリーとオリンピック・カウントダウン時計。ツリーの前にはクリスマス・キャロルを聞き入る人々が

写真:ユーロスターのプラットフォームがある2階まで伸びているレゴでできたツリーは、高さ12mもあるそう拡大ユーロスターのプラットフォームがある2階まで伸びているレゴでできたツリーは、高さ12mもあるそう

写真:レゴでできたサンタクロース。こちらは有名おもちゃ店「ハムレイズ」のウインドーに登場拡大レゴでできたサンタクロース。こちらは有名おもちゃ店「ハムレイズ」のウインドーに登場

写真:先週は雪がちらついたロンドン。抗議行動をする人々は、厳しい寒さの中でキャンプ生活を続けている拡大先週は雪がちらついたロンドン。抗議行動をする人々は、厳しい寒さの中でキャンプ生活を続けている

 「What are you doing for christmas? (クリスマスはどうするの?)」

 誰かと会うたびにこんな会話がかわされるこの時期。クリスマスが近づき、ロンドンの街では、あちこちでイルミネーションが輝いている。クリスマスはイギリス人にとって一年でも最も大きな行事のひとつ。こちらでは、クリスマスは日本のお正月に似て、たいていの人が家族とともに過ごす。

 家族がお互いにプレゼントを贈り合うため、買わなければならないプレゼントの数もひとつではすまず、クリスマス・ショッピングも一大事である。インターネットでのショッピングをする人が増えている、とか、不況のせいでクリスマス・ショッピングにかける予算が減っている、などとメディアでは言われているが、ロンドンのオックスフォード・ストリート、リージェント・ストリートなどの繁華街はやはりかなりのにぎわいだ。

 ただ、これまでならクリスマス以降に始まっていた冬のセールが、かなり多くの店ですでにスタートしているところを見ると、売り上げは思ったように伸びてはいないのかもしれない。

オリンピックへのカウントダウンとともに トラファルガー広場にクリスマス・ツリー

 ロンドンのクリスマス名物といえば、トラファルガー・スクエアのクリスマス・ツリーだ。第二次世界大戦中に、イギリス軍がノルウェーを助けたことに対する感謝の印として、1947年以来、毎年、首都のオスロから贈られてくる。樹齢50〜60年、高さ20m以上の木が選ばれているという。夜、ライトアップされた様子にショッピング街のイルミネーションのような華美さはないものの、周りの景観にマッチしたヨーロッパのクリスマスらしい雰囲気を味わうことができる。また、ツリーの元では、今月初めから今日(22日)まで、毎夕、さまざまなコーラス・グループが、チャリティのため、クリスマス・キャロルをここで歌っていて、それもまたロンドンのクリスマスらしい光景だ。

 ただ、こうした恒例のトラファルガー・スクエアの様子も、今年は、ツリーのすぐ横にオリンピックへのカウントダウン時計が設置されていて、少し違っている。そちらにはピンクやオレンジなどの華やかな色合いが使われているので、この広場のクリスマス風景も例年より少し華やいだ感じになっているような気がする。

レゴでできたクリスマス・ツリーが話題に

 ツリーといえば、今年は、セント・パンクラスの駅に登場した、レゴでできたクリスマス・ツリーも話題だ。以前もご紹介したように、来年のオリンピックに向け、構内に大きな五輪が掲げられているこの駅は、パリ、ベルギーとロンドンを結ぶ高速列車「ユーロスター」の発着駅。また、オリンピック開催中には、会場最寄りのストラットフォード・インターナショナル駅に停車する「オリンピック・ジャベリン」という高速列車もこの駅から乗車できるようになり、来年にはますます多くの乗降客があるに違いない場所。

 レゴでできたツリーは、イギリスでただひとりのレゴ公認の「プロレゴビルダー」のダンカン・ティットマーシュ(Duncan Titmarsh)さんが手がけたもので、60万個のレゴ・ブロックが使われている。

 レゴはイギリスでも大変人気のあるおもちゃだが、これに公認のプロがいる、というのはこのニュースで初めて知った。また、このツリーの製作は、駅に人がいなくなった夜に作業が進められたため、完成は11月24日だったのだが、作業開始は11月9日だったそう。製作までのプロセスが、ダンカンさんのサイトで紹介されているので、ご興味のある方はどうぞ。

クリスマス当日は、すべての公共交通機関が運休

ヨーロッパのクリスマスを体験してみたい、とこの時期にやってくる方に注意してもらいたいのが、ロンドンでは、クリスマス当日、12月25日はすべての公共交通機関がストップしてしまうこと。

日本では考えられないことかもしれないが、電車もバスも地下鉄もすべて運休する。タクシーなどは営業するものもあるが、普段よりも値段が高くかかることは覚悟しておいたほうがいい。また、ホテルやホテルのレストランなどは営業しているところが多いが、レストランなどは予約をしておくのが賢明。

クリスマスの翌日は、ボクシング・デーと呼ばれ、こちらもクリスマスと同様、国民の休日となっているが、この日から冬のセールを始めるショップなども多くあり、ショッピング目当ての観光客は朝から忙しくなる日かもしれない。

クリスマスにわくわくする人たちの一方で、ロンドンではいまも「オキュパイ・ロンドン(Occupy London)」の活動が続いていることも忘れられない。

ロンドン証券取引所の隣にあるセント・ポール大聖堂の前にテントを貼って行われている抗議行動は、10月15日から現在まで続いている。ただ、クリスマスを前に、この活動のキャンプを撤去するかどうかの司法判断がくだされることになっており、ここにきて連日ニュースが伝えられていて、改めて注目を集めている。 どのような結果が出るにしろ、抗議行動をしている人たちも、クリスマスにはあたたかい部屋で家族とゆっくり過ごす時間があってほしいと思う。

プロフィール

マクギネス真美さん プロフィール画像

マクギネス真美(まくぎねす・まみ)
9年半の雑誌編集者時代を経て2003年渡英。共著『ハッピーハッピーロンドン』(双葉社)。「ダ・ヴィンチ電子ナビ」では電子書籍のレビューをしている。辛抱を強いられる公共交通機関、街中のおかしな看板や不思議な食べ物など「イギリスの実態」を、おもしろ画像とともに自身のウエブサイトでレポート。最新情報はツイッターでもつぶやいています。
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