（２６日、五輪ショートトラック）　男女１人ずつ残っていた日本勢がともに準々決勝で姿を消した。男子５００メートルの３組は吉沢純平（とらふぐ亭）。号砲に一瞬反応が遅れ、スタート直後にはもう４選手のうちの最下位に沈んだ。「前がごちゃつくと思ってチャンスを待った」が、残り２周のコーナーで自らがバランスを崩して失速した。「スピードを制御するだけの技術がなかったです」

　女子１０００メートルの１組に出場した小沢美夏（サンコー）は積極的に前に出て仕掛けたが、残り３周で韓国、カナダの選手に相次いでかわされた。「レース後半に自分が戦えるだけの力がなかった」

　この日でショートトラックの競技はすべて終了。日本勢は個人種目で入賞（８位以内）ゼロ。１９９４年リレハンメル五輪から４大会連続で守ってきた記録が途絶える惨敗に終わった。（平井隆介）