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2012年8月10日8時25分

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マイナー競技、SNSで発信 知名度アップへ選手が活用

写真:平井康翔選手は普段から携帯などでツイッターによる発信をしている拡大平井康翔選手は普段から携帯などでツイッターによる発信をしている

写真:オープンウオータースイミングのレースに出場する平井康翔選手=平井選手提供拡大オープンウオータースイミングのレースに出場する平井康翔選手=平井選手提供

 世界の舞台に立つ選手が、ツイッターなどで情報発信するロンドン五輪。知名度が低い「マイナー競技」での出場者のなかには、絶好のアピール手段として活用する人もいる。

 「スタート直後、隣の選手の手が顔に当たり、右目のゴーグルが外れた」「給水が全くできなかった」「(五輪出場が決まって)自分でもびっくりするくらい泣きじゃくった」――。

 これらは、日本時間10日午後8時からの、水泳の「オープンウオータースイミング(OWS)」に出る平井康翔選手(22)のツイート(つぶやき)だ。6月、ポルトガルでの世界最終予選で五輪代表の座を勝ち取った直後、自分のアカウント(@Yasunari_Hirai)で発信した。

 すると、見知らぬマスターズ水泳の選手から「感動しました」との声が寄せられた。取材にきたメディア関係者も参考資料として使うなど、「反響は大きかった」と平井選手。

 OWSは海や湖で競われる種目で、「水泳のマラソン」とも呼ばれる。選手同士が激しく接触し、天候や潮の流れなどの自然との向き合い方も勝敗を左右する、過酷なスポーツだ。今回は10キロで争う。

 だが、正式採用されたのは北京五輪から。日本勢の出場は今回が初めてで、2001年に福岡で開催された世界水泳以外では、国内で世界レベルを競う大会が開かれたことはほとんどなく、テレビでも中継されない。知名度は極めて低い。

 一方、平井選手は2年前にツイッターを始めた。当初は好きな音楽に関する情報を集めるぐらいだったが、マイナー競技の担い手として実績を重ねるうちに、「OWSに一介の大学生が励んでいることを世に広めたくなった」という。

 画像や動画を駆使し、プライベートな出来事も含めて伝え、いまやフォロワー約3千人を抱える。その数は、注目される競泳の選手陣にも引けを取らない。

 「ツイッターという広場には、有名無名の区別がない。OWSをやりたい、と思う人が増えてくれれば最高です」

 そのほか、ボートの岩本亜希子選手やカヌーの渡辺大規選手といった、大手メディアがあまり報じない競技の担い手のツイッター活用も目を引く。

 こうした動きに、スポーツ分野などのソーシャル活用を支援する企業「ループス・コミュニケーションズ」の北野達也さんは「競技自体を世間に知らせたいと考えた時、SNSは大きな役割を果たす」と分析する。

 ネット上で企画を発表し、賛同した人から少額ずつ集める「クラウドファンディング」という手法がスポーツ選手にも拡大し、活動資金を呼びかけるケースも出ているという。

 「選手が自分の考えをきちんと公表することで、ファンとやりとりする技術が身につく。セカンドキャリアの形成につながる効果も期待できます」(広部憲太郎)

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