【第17日、男子バスケットボール 決勝 米国107―100スペイン】
男子バスケットボールの決勝は、NBAのスターをそろえた米国と、欧州の雄スペインの対決。北京五輪と同じ顔合わせは、お互いに100点以上を取り合う激しい試合になった。
第2クオーターを終え、米国のリードはわずか1点。だが、後半に本領を発揮した。第4クオーターに入って攻守に主導権を握る。レブロン・ジェームズの3点シュートで100点の大台に乗せると、追いすがるスペインを突き放し、2連覇を達成した。
億万長者ぞろいの米国選手たちは、ロンドンではおちゃめな一面もみせた。40億円の年収を誇るジェームズやコービー・ブライアントが、巨体を寄せ合うように電車で移動する写真が地元紙に掲載されて話題を呼んだ。
ジェームズは「五輪に出ないなんて考えたこともない」。北京に続き、お金では手に入らない金メダルを手にした。(平井隆介)