無職 佐藤正春(香川県 71)
全日本柔道連盟(全柔連)が、内閣府から組織の解体的出直しを迫る勧告を受けた。一連の不祥事にも、一向に責任を明確にしない上村春樹会長に業を煮やしたのであろう。本紙オピニオン面(19日)のインタビューで上村会長は、組織を変えようと休まず働いたが自己満足だったとの述懐をした。全柔連幹部は、いわば国際スポーツ界の外交官。このまま醜態を続ければ、伝統ある日本柔道の権威を損なう。内閣府勧告を謙虚に受け止め、迅速な対応をとるべきだ。
小学生の頃、黒沢明監督の映画「姿三四郎」に血湧き肉躍った。三四郎の師匠矢野正五郎のモデルは、講道館の創設者嘉納治五郎先生といわれる。幻となった1940年東京五輪招致の第一の功労者であり、教育者であった。上村会長は講道館館長を兼ねている。先達の名誉を汚さず、潔く辞任を表明してほしい。