巨人 打線爆発
日本シリーズ2000 第3戦
 | | 2回表、先制本塁打を放った高橋由(左)をベンチで迎える上原 |
長嶋・巨人がようやくONシリーズ初勝利をあげた。2回、これまでの2戦9打席無安打だった高橋由の2点先制本塁打などで3点をあげると、同点に追いつかれた3回には、5安打と打線がつながり4点を加え勝ち越し。追い打ちは7回、松井が今シリーズ2本目となる2点本塁打を右翼席上段に放り込み、自慢の重量打線が存在感を示した。ダイエーは2回、城島の中西(西鉄)、バース(阪神)に並ぶ3試合連続本塁打(開幕から3試合連続はバース以来2人目)などで同点に追いついたが、3回以降は巨人の先発上原、救援の岡島に抑え込まれた。有料入場者数は、3万6625人だった。
◇第3戦=ダイエー2勝1敗 福岡ドーム36,625人
巨 人 034 000 200|9
ダイエー030 000 000|3
<勝>上原1勝<敗>ラジオ1敗
<本>高橋由1号[2](ラジオ)、城島3号[1](上原)、松井2号[2](星野)
◆第3戦の主な記録
▽3試合連続本塁打 城島(ダ)=1958年の中西(西鉄)、85年のバース(神)に次いで、3人目
○…巨人の投打がやっとかみ合った。14安打をダイエー投手陣に浴びせた打線はコンパクトな振りを心掛けた効果が出た。同点の3回、2死満塁で二岡がラジオのスライダーを大振りせず左中間へ2点二塁打。続く二、三塁では救援の渡辺秀から村田真が左前へ2点適時打。終盤に主砲の松井が2点本塁打を放ち、試合を決めた。
3試合連続で先手を許したダイエーは、この夜も「らしさ」を出した。3点を追う2回、城島の本塁打や柴原の長打で追いついた。しかし、その後は上原のフォークと速球に手を焼いた。捕手・村田真が中軸打者には初球からフォークを使うなどしたため、配球が読みにくくなった。 |
巨人・長嶋監督の話 ここまでチームとしてはちょっと硬さがあって、本来の力量の5割も出なかった。所変わって福岡では選手たちがのびのびと、肩の力が抜けたプレーをしてくれた。1、2戦は少しバランスを欠いた面があり、短期決戦ということで思い切って打線を組み替えた。松井はずっと内容が良かった。7回の超スーパー本塁打は偶然じゃない。これからも甘い球が来れば出るでしょう。本当の戦いはこれから。ベストを尽くして戦う。
ダイエー・王監督の話 3回で7点かあ。なんでこのシリーズは先発が悪いんだろう。3回に2点だけだったら、4回からいつもの継投ができたのに。あの4点で、さすがに打線も気持ちがついていかなかった。でも、2回は城島の本塁打で勢いに乗って、柴原のタイムリーなどでよく追いついた。そうそう、いつもうまくこっちのペースばかりにはならないでしょう。2勝1敗なら、よしとしないと。
(10月23日)
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