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藤田が日本最高記録で優勝

2000福岡国際マラソン


日本最高記録で優勝した藤田
日本最高記録で優勝した藤田

 第54回福岡国際マラソン選手権大会(日本陸上競技連盟、朝日新聞社、テレビ朝日、九州朝日放送主催、トライグループ協賛)は3日午後、福岡市の平和台陸上競技場を発着点とするコースで行われ、藤田敦史(富士通)が2時間6分51秒の日本最高記録で優勝した。

 この優勝で藤田は、来年8月にカナダ・エドモントンで開かれる世界選手権の代表の座を確実にした。
 2位には最後まで粘った李鳳柱(韓国)が入り、3位はアブデラ・ベハル(フランス)だった。五十嵐範暁(中国電力)が4位に健闘、シドニー五輪の金メダリストで大会連覇が期待されたゲザハン・アベラ(エチオピア)は終盤疲れ、5位に終わった。

          ◇            ◇

【10km地点】先頭集団がハイペースでレース引っ張る

スタート
平和台陸上競技場をスタート
 先頭集団は5キロを14分50秒台のハイペースで通過。10キロでは、20人足らずが集団を形成し、29分58秒で通過した。依然、ハイペースだ。集団の中には注目のアベラをはじめアトランタ五輪の銀メダリストの李鳳柱(韓国)、昨年の東京国際の覇者ゲルト・タイス(南アフリカ)らの外国勢と、藤田らの日本勢がいる。

           <10キロのラップタイム>
順位 選手               5キロ     10キロ
1  フレッド・キプロプ(ケニア)   14:54 29:58
2  アルマンド・キンタニヤ(メキシコ)14:54 29:58
3  ゲルト・タイス(南アフリカ)   14:54 29:58
4  ジョアン・ヌトヤンバ(アンゴラ) 14:54 29:58
5  藤田敦史(富士通)        14:54 29:58
6  方山 利哉(NTT西日本)    14:54 29:59
7  李鳳柱(韓国)                29:59
8  堀尾 典臣(積水化学)      14:54 29:59
9  五十嵐範暁(中国電力)      14:54 29:59
10  小林 誠治(三菱重工長崎)          29:59

【20km地点】1人また1人脱落、サバイバルレースに

 先頭集団は14人ほどで15キロを通過。タイムは45分5秒。15キロをすぎると、1人また1人と先頭集団から脱落する選手が出てきた。前半の難所、別府大橋の上り坂をすぎると、10人ほどの集団になった。その先頭を引っ張るのはフレッド・キプロプ(ケニア)、一般参加のアルマンド・キンタニヤ(メキシコ)だ。20キロの通過は1時間0分6秒。日本選手では、藤田のほか五十嵐範暁(中国電力)、浜野健(トヨタ自動車)がいる。

           <20キロのラップタイム>
順位 選手               15キロ    20キロ
1  フレッド・キプロプ(ケニア)   45:05 1:00:06
2  アルマンド・キンタニヤ(メキシコ)45:05 1:00:06
3  ゲルト・タイス(南アフリカ)   45:05 1:00:06
4  ジョアン・ヌトヤンバ(アンゴラ) 45:05 1:00:06
5  藤田敦史(富士通)        45:05 1:00:06
6  方山 利哉(NTT西日本)    45:05 1:00:06
7  李鳳柱(韓国)          45:05 1:00:06
8  堀尾 典臣(積水化学)            1:00:06
9  五十嵐範暁(中国電力)            1:00:06
10  小林 誠治(三菱重工長崎)          1:00:09

【30km地点】先頭集団6人に

 25キロをすぎて、先頭集団は6人に絞られた。アベラ、タイス、李鳳柱、アブデラ・ベハル(フランス)、藤田、五十嵐。27キロあたりで、五十嵐は懸命に追いすがるが遅れはじめる。28キロすぎ、外国勢が水を補給する間隙をついて前に。アベラ、タイスが付き、李鳳柱、ベハルは遅れはじめた。30キロを藤田が先頭で通過。タイムは1時間30分37秒。

           <30キロのラップタイム>
順位 選手               25キロ     30キロ
1  藤田敦史(富士通)        1:15:24  1:30:37
2  ゲザハン・アベラ(エチオピア)  1:15:25  1:30:37
3  ゲルト・タイス(南アフリカ)   1:15:24  1:30:37
4  アブデラ・ベハル(フランス)   1:15:25  1:30:40
5  李鳳柱(韓国)          1:15:25  1:30:50
6  五十嵐範暁(中国電力)      1:15:24  1:30:55
7  浜野健(トヨタ自動車)      1:15:25  1:31:57
8  方山利哉(NTT西日本)     1:16:32  1:33:29
9  間野敏男(八番麺屋)       1:16:52  1:33:43
10  岩本照暢(積水化学)                1:34:23

【35km地点】藤田、アベラの一騎打ちに

 折り返し点を藤田が先頭で回る。直後にアベラが付く。タイスはやや遅れた。はっきりと藤田、アベラの一騎打ちの様相となった。35キロは2人が競り合い1時間45分44秒で通過。直後に藤田がアベラを振り切り、先頭に立った。ぐんぐん差が広がる。

【ゴール】藤田が日本最高記録で優勝

 アベラを振り切り、一人旅になっても藤田のペースは落ちない。勝利をほぼ手中にしても、記録に向かって快走を続け、平和台陸上競技場のゴールへ。ゴールイン。記録は2時間6分51秒。犬伏の記録を塗り替える大記録の達成だ。

【福岡国際マラソン記録】
順位 選手              35キロ    40キロ    ゴール
1  藤田敦史(富士通)       1:45:44 2:00:28 2:06:51
2  李鳳柱(韓国)         1:46:32 2:02:17 2:09:04
3  アブデラ・ベハル(フランス)  1:46:11 2:02:02 2:09:09
4  五十嵐範暁(中国電力)     1:46:38 2:02:28 2:09:26
5  ゲザハン・アベラ(エチオピア) 1:45:44 2:01:48 2:09:45
6  方山利哉(NTT西日本)    1:50:04 2:06:36 2:13:48
7  ゲルト・タイス(南アフリカ)  1:46:15 2:04:57 2:14:28
8  A・ツァルカイ(スウェーデン) 1:51:38 2:08:18 2:15:33
9  マホソンケ・フィカ(南アフリカ)1:51:38 2:08:33 2:16:09
10  浜野健(トヨタ自動車)     1:49:19 2:08:33 2:16:10

(12月3日)

【関連ページ】 ・第54回福岡国際マラソン選手権大会

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