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4強出そろう
第4回ワールドカップ・準々決勝

 【パリ24日=森田博志】ラグビーの第4回ワールドカップ(W杯)第12日は24日、準々決勝3試合があり、南アフリカ、フランスに続き、ニュージーランド(NZ)が勝ち上がった。

 NZは前半15分までに2トライを奪い試合の主導権を握った。後半はスコットランドの反撃を許したが30―18で逃げ切り、唯一、4大会連続の4強入りを決めた。英国勢がベスト4に進めなかったのは初めて。準決勝の組み合わせは南アフリカ―豪州、NZ―フランスになった。

▽準々決勝(エディンバラ)
ニュージーランド
30
25−3
18
スコットランド
 
 
5−15
 
 

◆強さともろさが同居・・・ニュージーランド

 ずぶぬれの真っ黒のジャージーに自信と不安、強さともろさが同居した。降りしきる雨でもニュージーランドの切れ味鋭い攻めは、序盤から全開だ。PGで先制し、WTBウマガ、FBウィルソンが連続トライ。後半20分にもWTBロムーが左を駆け抜ける。自慢のバックスリーの活躍で、最大24点差まで広げた。

 しかし、ここからペースが落ち、スコットランドを突き放せない。逆に2トライを奪われ、後半だけを見れば5―15で終わった。

 先に南半球のライバルが満点に近い戦いをみせていた。豪州と南アフリカはともに相手をノートライに抑えてベスト4へ進出。大方の予想は、充実する両者が準決勝でつぶし合い、NZは比較的楽に、どちらかを決勝で待つというものだ。

 「後半は思ったように、うまく運ばなかった。でも、本当に難しいコンディションの中で、準決勝へ進めてうれしい」。ランデル主将が言った。試合を優位に進めながら、相手の息の根は止められなかった。理由は、グラウンド状況だったのか。そこを見誤ると、12年ぶりのエリス杯(優勝杯)奪還という王国のシナリオは、崩れることになる。(森田博志)=10月25日付夕刊から


 【パリ24日=森田博志】ラグビーの第4回ワールドカップ(W杯)第12日は24日、準々決勝があり、史上初の連覇を狙う南アフリカとフランスが4強入りした。

 南アはSOデビアーが大会新の5DGを決めるなど正確なキックで流れを引き寄せ、イングランドをノートライに封じ快勝した。第2回まで不出場だった南アは2度目の準決勝進出。

 前回3位のフランスは、初めて8強に残ったアルゼンチンを序盤から攻め、前半だけで3トライを奪って逃げ切り、3度目のベスト4を決めた。

▽準々決勝(パリ)
南アフリカ
44
16−12
21
イングランド
 
 
28−9
 
 

▽同(ダブリン)
フランス
47
27−20
26
アルゼンチン
 
 
20−6
 
 

◆デビアー(南ア)が最多記録の5DG

 デビアーの笑顔の奥に、意地がのぞいた。

 「ハニバルは復帰できるのか」。ウルグアイ戦で苦戦するなど大会に入って南アフリカは波に乗れない。調整が遅れているベテランSOを待ちわびる声も聞こえてきた。そんな雑音に、出した答えが1試合5DGという驚異の記録だ。

 ラグビーの記録を集めたロスマンズ年鑑によると、テストマッチでのDGの世界記録は1試合3DGが最多だった。デビアーは後半3分の中央左からをはじめ、ほとんどが距離40メートル前後のキックを次々に決めていった。

 ゴールキックも2G、5PGをすべてけり込み、失敗なし。マレット監督は「けた外れの出来栄え。防御が堅いので彼には思い切りいけと言った」と喜んだ。28歳の司令塔が正選手の座を確実にした。=10月25日付朝刊から

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