選抜高校野球

 

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大会開幕 34校が甲子園に集う
安積、5―1で敗れるも大健闘

雨が降るなか、34校の選手が胸を張って行進した

 第73回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催)が25日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。雨の振るなか午前9時から始まった開会式では、昨年の優勝校東海大相模を先頭に出場34校の選手が入場行進を行い、今大会新設された21世紀枠の安積、宜野座の両校選手も胸を張って甲子園の土を踏みしめた。選手が整列したグラウンドの中央には「21」の人文字。サザンオールスターズの「TSUNAMI」とビートルズメドレーをアレンジした行進曲が、選手たちの晴れ舞台を引き立てた。

 司会進行役を務めたのは、三鷹高(東京)3年の田中明日美さんと三重高(大分)2年の森郁江さん。山形北高(山形)3年の佐藤寛子さんが国旗掲揚の際に、君が代を独唱した。

 南部(和歌山)の井戸紀彰主将が「小さいころからの夢と厳しい練習で培った友情と熱き心を小さな白球に込め…前向きにフェアに、ここあこがれの晴れ舞台、甲子園球場でプレーすることを誓います」と力強く選手宣誓を行い、11日間の戦いが始まった。


第1試合        東海大四(北海道) 6―2 東邦(愛知)
第2試合        桜美林(東京) 9―11 福井商(福井)
第3試合        安積(福島) 1―5 金沢(石川)




東海大四、大会初戦を快勝―第1試合

第1試合(1回戦)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
東海大四
東邦

【東海】奈良―若林【東邦】長峰、川畑―尾嶋

 選抜で優勝経験をもつベテラン監督の奇策だったのだろうか。東邦の先発は、主戦川畑ではなく新2年生の長峰投手。公式戦登板は1試合だけで、21世紀最初の甲子園での先発は重荷だったに違いない。

 1回表、変化球の制球が定まらないうちに東海大四に先制点を奪われ、3回表に2点を失った時点で川畑に継投。続く川畑も走者を背負いながら踏ん張りをみせるが、東海大四の犠打をからめたそつのない攻撃に中盤を終えて5点差。攻撃面でもリズムをつかめず、得点は7回裏に奪った2点のみ。中押し、ダメ押しと加点する東海大四に敗れた。

 東邦も、公式戦5本塁打で注目された2年生の先頭打者・岩間のシャープな打撃や、「よっしゃ」とマウンドで声をあげる川畑投手の力投など、伝統校らしい実力の一端を見せた。

 

福井商が土壇場で3点差を逆転し、勝利―第2試合

第2試合(1回戦)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
福井商 11
桜美林

【福井商】中谷、村岡―岡本【桜美林】高橋明、小林、岡本―大森

 6回裏に一挙4点を挙げ、桜美林が試合の流れを奪い返したかに見えた。

 序盤の点の取り合いでは福井商に一歩及ばずスコアは6―3。その桜美林が3点を追う6回裏、七番西村が同点三塁打、続く照山も右前適時打を放って逆転に成功。7回、8回にも1点ずつ加点し、9―6と桜美林が試合を完全にリードしていた。

 が、9回表、好投を続けていた二番手小林が福井打線につかまる。3本の長短打に失策がからんで同点に追いつかれた後、今大会1号本塁打を放っている福井商の一番杉田に逆転の右前打。絶妙のセフティーバンドをはさみ、続く四番南部に適時打を放たれて力尽きた。

 1試合平均の盗塁数が今大会ベスト3に入る両チームが、自慢の足をみせるとともに鋭い打球を連発。最後まで凄まじい集中力で相手に食らいつく、すばらしいシーソーゲームだった。

 

安積、5―1で敗れるも大健闘―第3試合

第3試合(2回戦)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
金沢
安積

【金沢】坂井―出口【安積】松山―三条

 安積のがんばりが、試合を引き締まった好内容にした。松山投手を中心にした守りも堅く、不用意に点を与えることはなかった。

 わずかな「運」の差が勝敗を分けたようにも見えた。3回表、金沢の攻撃。2死二、三塁で三番吉田の遊ゴロは、ショート笹川の目の前で大きくはね上がった。不運、イレギュラー安打だ。これで金沢は2点先制。さらに2死満塁に攻め寄り、六番池田が、詰まりながらも右前に運び、2点を加えた。池田は6回にもバックスクリーンを直撃するソロ本塁打を放ち、安積を突き放した。

 安積も、金沢の右腕坂井に必死に食らいつく。先制された直後の3回裏には、右越え三塁打の本田和を佐藤がセンターへの犠飛で還し、1点を返した。しかし中盤以降、坂井のストレート、スライダーが冴える。結局、13三振を喫したが、21世紀枠という「ゲタをはかせてもらった」イメージを感じさせない安積のプレーが印象的だった。

 

◆大会第2日(26日)の結果◆

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