参加34校の最後に登場した浪速が、福井商の追撃を振り切り、からくも逃げ切った。
両校の先発投手がともに序盤にマウンドを降りる打撃戦。浪速は先制を許したが中盤に追い上げ、5回に七番塩見のタイムリーで逆転に成功し、さらに7回表に2点を追加して3点差にリードを広げ、突き放したかに見えた。
だが福井商はその裏、四番南部の本塁打ですかさず2点を返し1点差に詰め寄り、けっして勝負をあきらめない。
浪速の岸本投手は2回途中でリリーフのマウンドに立ってから、毎回ランナーを背負う苦しいピッチングだったが、8回は2死二塁で三番天谷を敬遠し、あえて前打席本塁打の四番南部と勝負し一塁ファールフライに打ち取る。9回にも2死満塁のピンチを背負うが、一番杉田を三ゴロに。三塁手西松がお手玉して球場は一瞬、悲鳴に湧いたが、二塁に送球して一走を封殺、ゲームにけりをつけた。
浪速の一番大引は3本の二塁打を放ち、評判通りの活躍。他チームの脅威になるだろう。