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60イニングで58奪三振の左腕
東北・高井雄平投手

 大会屈指の左腕は、甲子園のマウンドを味わうように、ゆったりと約30球を投げ込んだ。「投げやすかった」と話す笑顔に自信が感じられる。

 174センチ、71キロ。投手としてそれほど体格に恵まれているわけではない。だが、自慢の直球は140キロを超える。さらにスライダーやシュートなど多彩な変化球でも、三振が取れる。

 1992年夏の甲子園を佐賀東の部長で経験した百崎監督は、94年に神埼に赴任した。96年、98年に九州大会に出場。ともに1回戦で敗れたが、「地元で野球がしたい」という選手たちが、百崎監督を慕って集まった。

 前日のPL学園(大阪)との練習試合では、完投で11奪三振。調子は上向いている。

 神奈川県出身の二年生。昨秋は公式戦8試合で60回を投げ、58個の三振を奪った。東北大会制覇の原動力になり、若生監督は「高井がチームの中心」と全幅の信頼を寄せる。

 初戦で当たる関西創価(大阪)の右腕野間口との対決に注目が集まるが、「ライバル心はないです。僕が相手をするのは打者で、投手じゃないですから」。その強気な性格も武器にして初の頂点を目指す。

<2001年3月22日朝日新聞より>

高井投手 東北の高井投手


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