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群抜く強打者妥協せず
東福岡・吉村裕基一塁手
甲子園初登場が、派手なアピールの場になった。
21日のシート打撃。2年生の4番打者が「思い切り振った」打球は左翼席へ突き刺さった。ファウルを除く8スイングの中で、凡打は2度だけで、長打性の当たりが5本。「なかなかタイミングが取れなかったけど、調子が上がってきた」と表情は明るい。
昨秋の公式戦の打率は5割5厘。7本塁打、40打点はともに出場選手中最多だ。昨夏の福岡大会で、全国ベスト8の柳川・香月良太(現東芝)から本塁打を放ち、高校通算は19本を数える。
強打者であることは、周囲がすでに認めている。吉村がスイングするたびに、ネット裏から「すごい」という声が漏れた。
本人は「今の打撃フォームはベストの60%ぐらい。課題は、テークバックと力を抜くこと」。あどけない顔に比べ、妥協を許さない厳しい姿勢が、あまりにも対照的だ。
<2001年3月23日朝日新聞朝刊より>
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